証券アナリスト試験の難易度を現役CMA視点でお伝えする!必要な勉強時間と独学合格の秘訣についても併せて解説。

私は証券アナリスト(CMA)試験を合格して実務経験3年を経て証券アナリスト( 会員番号:37133)となっています。

本日は実際に試験勉強を行い、合格した経験を踏まえてCMA試験の難易度と勉強時間・勉強方法についてお伝えしていきたいと思います。

効率的に最短で合格する方法についてもお伝えするので参考にしていただければと思います。

 

証券アナリストになるためには1次試験と2次試験を合格したあとに実務経験を3年間積む必要があります。

それぞれについて詳しく紐解いていきたいと思います。

1次試験はマーク式

まず1次試験について『経済』『財務分析』『証券分析とポートフォリオマネジメント』の3科目が試験科目となります。

1次試験の概要と受験料金

それぞれは独立して実施され、科目合格も可能となります。

試験は年2回実施され、3年間で6回まで受験をすることができます。

3科目合格することで1次試験合格となりますが、平均して過去推移では50%程度の合格率となっています。

証券アナリスト1次試験の合格者数

証券アナリスト協会

 

また証券アナリスト特有なのですが、勉強開始前に教材代を支払わなければいけません。

あとで説明しますが、たとえ勉強に使用しなかったとしても受講料として納付しなければいけないのです。

証券アナリストの受講開始期間

証券アナリスト協会

 

申し込み期間は当年度の5月8日から翌年1月31日ですが、最初に試験を受講できるのは翌年度の6月の春試験からになります。

受講料は通常税込で56,500円発生します。

証券アナリスト受講料

かなり高いので明確な意思をもって証券アナリスト試験に臨まれることをおすすめします。

 

さらにテストをするためには別途試験代金も発生します。

証券アナリスト1次試験の受験代金

それでは各科目にうつっていきましょう。

経済

経済はマクロ経済学とミクロ経済学の2つの領域を試験範囲としています。

大学で経済学部で学んでいた方であれば、マクロ経済とミクロ経済は必須科目となっています。

 

経済学部出身の方であれば復習程度の勉強時間で問題なく合格できますが、

経済学部でない方であれば相応の勉強が必要となってきます。

 

合格率は平均的に50%程度となっているので、そこまで難しい試験はありません。

証券アナリスト1次試験の合格率の推移

私は幸運なことに東京大学、経済学部を卒業していることもあり、

経済は復習をさらっと10時間程度行うことで合格することができました。

 

証券アナリスト協会が実施したアンケートでは平均して各科目200時間程度の勉強時間とされていますが、

一から勉強しても50時間以内での合格圏内到達は十分可能です。

 

財務分析

企業の公表する損益計算書や貸借対照表などの財務諸表(Financial Statements)から、当該企業の活動状況を読み取る技法を中心に学習します。

そのため、会計学(簿記を含む)と財務諸表分析の知識が必要となります。

既の簿記2級に合格している方であれば、財務分析は僅かな勉強時間で合格することができます。

証券アナリストの財務分析の1次試験

合格率は概ね経済と同じ50%程度ですね。

私はもともと簿記2級を保有しており、個人で銘柄分析も行っていたので1夜漬けでなんとか合格することができました。

簿記を保有していなくとも50時間以内で合格することは十分可能なテスト内容です。

 

証券分析とポートフォリオマネジメント

証券アナリストの中で最も重要性が高いのが『証券分析とポートフォリオ・マネジメント』です。

理系的な要素もふんだんに盛り込まれた試験内容となっており、主な分野としては以下となります。

  1. 計量分析と統計学
  2. ファンダメンタル分析
  3. 個別資産 (株式や債券等)の分析・評価
  4. ポートフォリオ・マネジメント

 

証券分析とポートフォリオ・マネジメント

 

証券分析とポートフォリオも私は大学時代、金融工学のゼミで学んでいたことがあり比較的少ない時間で合格することができました。

何も素養がない方であっても1次試験の内容はそこまで難しくはないので100時間以内で合格することができるでしょう。

 

二次試験は長時間の記述式

一次試験の三科目に合格した方は二次試験に進むこととなります。

二次試験を受験するにあたって

一次試験はマーク式でしたが、二次試験は記述式ということになります。

1次試験を合格した方は合格年を含めて3年以内に受講しなければ、2次試験の受験資格を失います。

第二次試験の受講申し込み

また2次試験の受講をするためにも受講料が必要となります。

一次試験と合わせて10万円以上が必要となってきます。

 

二次試験の受験科目

二次試験は一次試験にさらに職業倫理が加わった試験内容となります。

証券アナリストの2次試験の試験内容

証券アナリスト

 

職業倫理はプロとして仕事を行うにあたって必要な考え方や倫理的な基準について学習するものです。

職業倫理は足切りがありますので、しっかりと勉強しておかないと他の科目で折角高い得点率をとったとしても不合格になってしまうのです。

 

二次試験は1日で7時間もの試験時間をこなす必要があります。

一次試験は各試験が独立していましたが、二次試験では独立していないため7時間の中で自分でペースを配分して解答していく必要があります。

 

二次試験は420点分なのですが配点は以下の通りとなっています。

  • 証券分析とポートフォリオ:210点
  • コーポレートファイナンスと企業分析:90点
  • 市場と経済の分析:60点
  • 職業倫理:60点分

 

合格率は例年40%近辺となっています。

合格点は公表はされていませんが、肌感として50%得点できれば合格しているイメージです。

1次試験合格している状態であれば、過去問を徹底的にトレーニングすることで100時間程度で合格ラインにもっていくことができっるでしょう。

独学で尚且つ短期間で合格するための秘訣

証券アナリスト資格を『資格の学校』を利用して資格取得をしようとする場合には20万円〜30万円の追加費用が必要となります。

しかし、私は実際に合格した経験則からいって敢えて『資格の学校』に通う必要はないと思います。

本日は私が独学で合格した方法についてお伝えしていきたいと思います。

一次試験の勉強方法

基本的に参考書と過去問の反復のみで合格することが可能です。

ちなみに協会から送られてくる参考書は非常に難解であり、合格のために必要なエッセンスのみを抑えるという場合非常に効率の悪い手法となります。

お金を払って届く参考書なので勿体無いなという気持ちは心に秘めて、合格までの最短経路のみを考えて市販の参考書と過去問で合格を目指しましょう。

 

参考書と過去問についておすすめの本を紹介したいのですが、私が実際に使用した参考書は以下となります。

TACが『経済』『財務分析』『証券分析とポートフォリオマネジメント』について出しています。

正直、各科目参考書はこれ一冊で十分です。

一次試験の参考書

しかし、参考書だけを勉強しても合格することはできません。

やはり過去問でのトレーニングを行い、実戦経験を身につける必要があります。

私が実際に使っていた過去問は以下です。

証券アナリストの過去問集

資格試験はどれも同じだとおもうのですが、重要なのは傾向の対策です。

過去問については3年分でよいので最低でも3周はして過去3年分は満点が取れるレベルで本番を迎えることができれば合格は間違いないでしょう。

二次試験の勉強方法

二次試験の勉強法はひたすら過去問解くことに尽きます。

一次試験で既に二次試験で合格するための素養は身についておりますので、あとはひたすら実戦練習あるのみです。

私が実際に用いた参考書は以下となります。

証券アナリストの二次試験の過去問周

私は二次試験の勉強はひたすら過去問を解くことに拘りました。

一点気をつけたいのは420点分の60点をしめる職業倫理です。

職業倫理は足切りも存在しますが、何より他の科目に対して簡単なので出来うる限り満点を目指していきましょう。

そのあとに簡単なのが財務分析です。

財務分析は90点分ありますが、基本的には定型的な問題しか出題されませんので高い得点率を狙っていきましょう。

 

経済は分野が広いので難しい場合もあるし、総得点も低いのでほどほどの勉強で問題ありません。

最大の点数比率を誇る『証券分析とポートフォリオ分析』は解答不可能レベルの問題もありますが、基礎的な問題もあります。

基礎的な問題は着実に広いんがら、不可能な問題はできる限り早く諦めて別の問題にうつりましょう。

 

二次試験は非常に問題数も多いので問題の見極めも重要になってくるのです。

結果として一次試験も二次試験も一つも落とすことなく最短で合格することができました。

 

まとめ

証券アナリストは『お金』に関する代表的なプロフェッショナル資格です。

難易度はファイナンシャルプランナーとは比べものにならないほど高く経費もかかるため、しっかりとした目標をもって勉強を始めなければいけません。

試験合格のために『資格の学校』に通うのが一般的ですが、私のように独学で合格することも十分可能です。

参考書と過去問を利用してチャレンジするのが経済的にもよいでしょう。

 

ただ、その前に本当に証券アナリスト資格が必要なのかという点について、しっかり考えてから一歩を踏み出すことをおすすめします。

 

 

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皆さんの祖父母世代は、銀行にお金を預けているだけで金利が10%、親世代は7%がつきました。

今は、0.01%しかつきません。

資産が倍になるまでの年数は、10%であれば7.2年。 7%だと10.2年。

今の日本の、0.01%だと6932年かかります。

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてます。

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

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