配当金を狙い、株を購入したのはいいけど、正確に配当金がどういう基準で決まるのか、判断基準やどうやって計算するのか理解している方は少ないでしょう。

配当金の決定する判断基準と計算方法を理解することで、どの会社の株を購入したら、より高い配当金を得られるのか、判断する指標となります。

 

そこで今回は、配当金はどういう判断基準で決まるのか、配当金はどういう計算方法で算出しているのかをご紹介します。

 

配当金を決定する判断基準

決算時の利益、保有現金、資産、剰余金と設備投資、現金収支の見通しなど総合的に分析し、株主に還元する配当金額を決めます。

このことを配当政策といいます。

 

配当政策は企業ごとに異なりますので、年2回の配当を予定している企業であっても業績によって、中間配当を見送る場合もありますし、場合によってはその年の配当金を見送る場合もあります。

つまり、配当金は企業の業績に左右され、必ず配当金が支払われるわけではないということです。

 

理由として決算を迎えるまで、企業を取り巻く現状、景気が下降している状況であれば、当然利益も上がりません。

政府が行う政策が企業によってはプラスに作用する場合もありますし、マイナスに作用する場合もあります。

 

企業側も倒産しては配当金を出すことすらできませんので、会社を存続させることが優先になるからです。

具体的にどういうプロセスで配当金が決定するのか見ていきましょう。

 

配当金を決定するプロセス

配当金を決めるまでの流れを以下にまとめました。

通常は以下の流れで配当金が決定されます。

 

1.配当するかどうか、配当する場合、金額はどれぐらいなのか企業内で検討し株主総会まで決定する。

2.株主総会を開催し、配当する、しない、どちらの場合も株主の承認を得る。

3.取締役会を開催し、どれぐらいの金額を配当するか、確認し、承認を得る。

4.支払調書と支払調書合計表を支払確定日又は支払った日から1か月以内に企業を管轄する税務署に提出する。

 

※参考:国税庁[手続名]配当、剰余金の分配、金銭の分配及び基金利息の支払調書(同合計表)

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hotei/23100023.htm

・株主に配当金を支払う(源泉税を引いた金額)。

・源泉税を株主に配当を支払った翌月10日までに納付する。

 

配当金の計算方法

配当金の計算からどの企業の配当金が良いかどうかを判断するための基準として、2種類の計算方法があります。

この2種類の計算方法で出した数値が、その企業の配当金がほかの企業と比べてよいかどうかの判断基準になります。

 

配当利回り

配当利回りとは購入した株の株価に対し、1年間でどれぐらいの配当を受けることができるのかを示す数値のことを指します。

計算式は以下です。

 

配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金額÷1株当たりの購入価格×100

 

配当金額が同じと仮定した場合、1株当たりの購入価格が高いと配当利回りが下がり、1株当たりの購入価格が低いと配当利回りが上がります。

また1株当たりの購入価格が同じと仮定した場合、配当金額が大きいと配当利回りが下がり、配当金額が小さいと配当利回りが上がります。

 

以下のソフトバンク グループ(株)を例にしましょう。

44円(1株当たりの年間配当金額)÷3,996円(1株当たりの購入価格)×100=1.10%(配当利回り)

 

※参考:Yahoo!ファイナンス リアルタイム株価 9984 ソフトバンク グループ(株)

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9984.T

 

これは企業単体の配当利回りですが、この配当利回りが妥当な数値かどうかを判断するには以下の平均配当利回り (売買単位換算)を参考にするとよいでしょう。

 

項目名前期基準予想
日経平均2.162.09
JPX日経4001.771.74
日経3001.901.87
東証1部全銘柄1.961.97
東証1部全銘柄(加重)2.352.39
東証2部全銘柄2.092.04
東証2部全銘柄(加重)1.611.60
ジャスダック1.841.83
ジャスダック(加重)1.561.57

 

※参考:日本経済新聞 平均配当利回り (売買単位換算)

https://www.nikkei.com/markets/kabu/japanidx/

 

配当金だけで判断すると一見配当金が高いほうが良いように感じますが、それは間違いといっていいでしょう。

なぜなら、配当金が高くても株価が低ければ配当が同じになる場合があるからです。

 

そのため、本当に配当のいい株かどうかを判断する一つの手段として配当利回りがあります。

配当金狙いで株の購入を検討している場合は、配当利回りはどうなのか、計算してから購入しましょう。

 

配当利回りは株価が高いほど利回りが小さく、株価が安いほど利回りが大きい傾向にあります。

計算するとわかりますが、割安、割高の基準として、1%を超えているかいないかが1つの基準となります。

 

ただし、業界ごとの平均利回りとなると話が違ってきます。

情報・通信業、いわゆるIT業界は配当より内部留保した利益を設備投資に回す傾向にあるため、業界の配当利回りは低い傾向にあります。

 

そのため、会社単位の配当利回りだけでなく、その会社が属している業界の平均配当利回りも考慮し、購入を検討しましょう。

 

配当性向

配当性向と当期純利益(税引後の利益)から配当金に支払った金額をパーセンテージで数値化したものです。数式は以下です。

 

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益(税引後の利益)×100

 

分かりやすくいうと、企業の1年間の経済活動から得た利益から、どれだけ配当金を株主にあげたのかは配当性向を見ることでわかるということです。

 

以下の任天堂(株)を例にしましょう。

760(1株当たりの配当額)÷1,474(1株当たりの当期純利益)×100= 51.6%(配当性向)

 

※EPS(1株当たりの純利益)=当期純利益÷発行済み株式数

EPS(1株当たりの純利益)を求めるため、※参考 任天堂(株) IRイベント 2018年度第79期(2019年3月期) 決算説明会 [概要説明]内の当期純利益を参考

 

※参考:任天堂(株) IRイベント 2018年度第79期(2019年3月期) 決算説明会 [概要説明]

https://www.nintendo.co.jp/ir/events/index.html

 

※参考:Yahoo!ファイナンス リアルタイム株価 7974 任天堂(株)

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7974.T

 

配当性向は20%~30%の数値が通常といわれております。

任天堂(株)の場合、今期の配当性向が51.6%であるため、通常より頭一つ抜きん出ているのがわかります。

 

ただ配当性向が低いからといって悪い企業とは限りません。

企業側でさらなる事業拡大のため、配当金にお金をまわさず、留保しているだけかもしれないからです。

 

逆に配当性向が高いほどいいのかというとこれもそうとも言えません。

なぜなら株主にアピールするためだけに配当を多くしている可能性があり、企業として成長するための投資をしていないという判断材料になるからです。

 

まとめ

配当金はどういう判断基準で決まるのか、配当金はどういう計算方法で算出しているのかをご紹介しました。

配当金の利益を得ることが目的の方はどちらかというと長期保有の方が多く見られますが、短期売買が中心の方でも配当金をもらうことはできます。

 

配当権利確定日の2営業日前の配当権利付き最終日までに、配当金をもらいたい企業の株を購入しておき、配当権利付き最終日を過ぎてから株を売ることで、配当の権利は残ったままになります。

短期売買で配当金をもらいたいという方におすすめです。

 

併せて、これから配当金狙いで株の購入しようと思っている方は、これまでご紹介した配当利回りと配当性向のどちらか一方で判断するのではなく、どちらも加味することで、より配当の良い株を見つけることができるでしょう。

 

 

 

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今は、0.01%しかつきません。

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今の日本の、0.01%だと6932年かかります。

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