配当貴族になれる高配当銘柄とは?日本株・米国株・投資信託のオススメ銘柄をご紹介!

「配当金だけで暮らせる配当貴族になれたらいいなあ」とは、誰もが思ったことがあるのではないでしょうか?

ただ、配当金に関することは知っているようで知らないことも多いのではないかと思います。

 

ここでは、配当貴族になるために知っておきたい配当に関する基本知識について解説したうえで、日本株・米国株・投資信託でオススメの高配当銘柄についてご紹介していきます。

 

配当貴族になるために知っておきたい配当に関する基礎知識

配当金だけで暮らせる配当貴族になるためにも、知っているようで知らない配当金に関する基礎知識を抑えておきましょう。

 

配当利回りとは?

「配当金がよい銘柄」とはズバリ、配当利回りが高い銘柄のことを意味します。

配当利回りとは、1株あたり配当金を株価で割って求められる値です。

 

たとえば、株価が1,000円で1株あたり配当金が30円だとしたら、30円÷1,000円=3%となり、配当利回りは3%です。

配当利回りが3%を超えている株は、「高配当株」や「高配当銘柄」と呼ばれる優良銘柄と位置付けられることが多くなっています。

 

なお、配当利回りと似た言葉として「配当性向」というものがありますが、これは企業が出した利益を配当金にどの程度回すのかを示すものです。

投資を行ううえでは、配当性向よりも配当利回りを重視する方が、投資効率が良くなるため、オススメです。

 

連続増配年数とは?

企業が配当金を増額することを「増配」と言います。

とくに、2年以上連続で配当金が増配されることは「連続増配」と呼ばれます。

 

配当金目的で投資するとして、「この銘柄は20年連続で配当金が増えている」と聞けば、投資家としても安心して投資できますよね?

このような観点から、「連続増配年数」は配当金投資をするうえで重要な指標です。

 

日本株でもっとも連続増配年数が長い銘柄は、花王の30年となっています。

ただ、日本市場では連続増配はあまり重視されていません。

 

このため、多くの銘柄の連続増配年数は10年未満となっています。

一方、アメリカ市場では、連続増配年数は投資をするうえで非常に重要な指標となっており、30年以上連続増配を続けている銘柄がたくさんあります。

 

米国株でもっとも連続増配年数が長い銘柄は、アメリカン・ステイツ・ウォーターの64年となっており、花王の2倍以上です。

ちなみに、「配当貴族」という言葉は、連続増配年数が25年以上の銘柄で構成されるアメリカの株価指数「S&P 500配当貴族指数」から出てきたものです。

 

日本株でオススメの高配当銘柄3選!

日本株でオススメの高配当銘柄を3銘柄見ていきましょう。

 

たばこ大手!【2914】JT

日本株の中で高配当銘柄として人気があるのが、日本のたばこ産業を独占している【2914】JTです。

同社の配当利回りは、2019年11月21日時点で6.20%という高い値となっています。

 

NISAで日本株への個別投資を行う人の多くが物色する人気高配当銘柄です。

 

メガバンク!【8411】みずほフィナンシャルグループ

メガバンクの一角である【8411】みずほフィナンシャルグループは、個人投資家でも買いやすいことが魅力の高配当銘柄です。

2019年11月21日時点での同社の株価は168.8円となっており、100株から投資可能であるため、1万6,880円から投資できます。

 

少額投資が可能でありながら、配当利回りは4.44%の高水準となっています。

 

携帯キャリア!【9434】ソフトバンク

高配当株としても人気なのが、携帯キャリア3銘柄(NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク)です。

今や社会インフラとなった携帯キャリア事業は、景気動向に関係なく一定の業績が見込めることから、不景気になっても業績が悪化して大きく売られることはありません。

 

配当金を安全・確実にもらえるディフェンシブ銘柄であるのが人気の秘訣です。

とくに、【9434】ソフトバンクの配当利回りは、5.67%(2019年11月21日時点)という高い水準となっています。

 

米国株でオススメの高配当銘柄3選!

米国株でオススメの高配当銘柄を3銘柄見ていきましょう。

 

アメリカ最大の携帯電話会社!【T】AT&T

アメリカ市場でも、携帯キャリアは高配当銘柄として人気です。

アメリカ最大の携帯電話会社である【T】AT&Tは、連続増配年数が35年でありながら、配当利回りが5.49%(2019年11月21日時点)となっています。

 

配当利回りが5%を超える銘柄は、いつ減配されてもおかしくないと思ってしまいますが、同社は35年連続で増配しているため、安心感があります。

 

世界的飲料メーカー!【KO】コカ・コーラ

コカ・コーラを販売する【KO】コカ・コーラは、アメリカ市場を代表する高配当銘柄です。

同社の連続増配年数は55年となっており、配当利回りは3.01%(2019年11月21日時点)となっています。

 

世界的飲料メーカーである同社業績の安定感については、もはやお墨付きと言えるでしょう。

絶対的なディフェンシブ銘柄であるにも関わらず、配当利回りが3%を超えている同社は、世界中の投資家からもっとも人気のある高配当銘柄の一つです。

 

少なくとも、日本株にはこれだけの絶対的な配当銘柄はありません。

アメリカ株に投資するうえでは、必ず抑えておかなければいけない銘柄です。

 

世界最大のたばこ企業!【MO】アルトリア・グループ

日本でも、たばこ大手のJTが高配当銘柄として人気になっていますが、投資の本場であるアメリカでも同様です。

世界最大のたばこ企業である【MO】アルトリア・グループは、連続増配年数が49年で、配当利回りは6.93%(2019年11月21日時点)となっています。

 

投資信託「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」とは?

「米国株の高配当銘柄に投資したいけど、米国株取引をするのは怖い……」という方には、投資信託がオススメです。

「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」は、連続増配年数25年以上の銘柄で構成されるアメリカの株価指数「S&P 500配当貴族指数」に連動するインデックス投資信託です。

 

構成銘柄として、もちろん、AT&Tやコカ・コーラ、アルトリア・グループは含まれています。

インデックス型の投資信託であるためリスクは小さく、手数料となる信託報酬も0.55%と低くなっています。

 

投資信託の運用収益には、もちろん配当金による収益も含まれます。

 

ETF「One ETF 高配当日本株」とは?

日本株の高配当株に連動する投資信託としては、ETF(上場投資信託)の「One ETF 高配当日本株」があります。

「One ETF 高配当日本株」は、配当金に強い日本株で構成された株価指数「S&P/JPX 配当貴族指数」に連動するETFです。

 

配当金は分配金という形でもらうことができます。

ETFであるため、通常の株式取引と同様に取引可能です。

 

まとめ

ここでは、配当貴族になるために知っておきたい配当に関する基本用語について解説したうえで、日本株・米国株・投資信託でオススメの高配当銘柄についてご紹介してきました。

日本株にも、JTやソフトバンクのような高配当銘柄は多くありますが、連続増配年数が全体的に短くなっていることを注意点として抑えておきましょう。

 

一方、米国株は日本株よりも歴史が長いこともあり、コカ・コーラやアルトリアなどをはじめ、40~50年以上増配が続いていて、かつ配当利回りが高い銘柄が数多くあります。

連続増配年数が重視されない日本株は、配当利回りがいくら高かったとしても、業績が悪化すればいつ減配が発表されてもおかしくないリスクを抱えることになってしまいます。

 

配当目的で投資するとしたら、日本株よりも米国株に分が上がると言えるでしょう。

米国株取引をすることに抵抗があるなら、投資信託「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」に投資することもオススメです。

 

高配当銘柄について理解して、配当貴族への第一歩を踏み出していきましょう!

 

 

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