夫婦で老後の貯金は5,000万円必要!?「いつから」「いくら」貯めるのか方法を解説
夫婦で老後の貯金は5,000万円必要!?「いつから」「いくら」貯めるのか方法を解説

厚生労働省の調査によると、65歳以上の高齢者世帯で、「貯金がない」と答えた割合は15.1%にも上ることが分かりました。

【参考:国民生活基礎調査の概況(平成28年度)

しかし、こうした高齢者の方たちを責めることはできません。「老後に貯金が必要」と言われても、実際に老後の生活をしたことがないので、実感が湧かないからです。老後の夫婦の姿をイメージして計算するのも難しいですよね。

そこで、今回は簡単なシミュレーションを用意しました。月々の生活費をもとに、いったい貯金はいくら必要なのか、一目で分かるようになっています。

また、そのシミュレーションを参考に、「いつから」「いくら」貯めていくのか、その戦略の立て方を解説していきましょう。

なぜ老後の夫婦には貯金が必要なのか?

「老後のためにコツコツお金を貯めなければいけない」。このようなことを、私たちは子供の頃から、親や学校の先生、知人、友人の口から耳にします。しかし、実際にどれくらい必要なのか、一体いつから貯金し始めれば良いのかなど、具体的な話は誰も教えてくれません。

そこで、自分で自分や夫婦の老後をゆとりあるものにするためにも、今の内から貯金について考えていかなければならないでしょう。

では、そもそもなぜ老後に貯金を用意しておく必要があるのでしょうか。それは、以下の3つの理由からです。

・少子高齢化によって年金受給額は減少傾向
・必要医療費の増加、介護費の追加
・子供や孫の養育費

現在は65歳になれば定年退職を迎え、給与を受け取れなくなる代わりに年金が支給されます。しかし、その年金制度は、若い人たちの年金積立によって成り立っており、この先ますます少子高齢化の進む日本では、システムを維持していくのは難しいのが現状です。

すでに年金の受給額は減少傾向にあり、年金を支払う若者の数が減り、受取手の高齢者が増えるにしたがって年金受給額は減る一方にあります。

受給権者平均年金月額の推移

【参考:厚生労働省, 平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

一方で、年金を受け取る人の数は年々増加しています。

公的年金受給者数の推移【参考:厚生労働省, 平成29年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

こうした状況のなか、もはや年金を頼って老後の生活を保証することは難しく、若いうちから貯金に励み、老後の生活資金を蓄える必要があることが分かります。

また、老後の夫婦に必要となるお金は生活費だけではありません。他にも、体が衰弱することによって医療費は増えますし、新しく介護費用も発生するでしょう。お子様やお孫様がいらっしゃれば、教育費や生活費などの負担もしなければなりません。

このように、老後の生活はたくさんのお金が必要となるので、多くの方が貯金の必要性を認識しています。では、具体的にはどのくらいの貯金が必要になるのでしょうか。

老後の夫婦に必要な貯金額は?なんと5,000万円も!?

老後の貯金額といっても、人によって生活環境が変わるので一概にいくら必要かは断言できません。ただし、単純な計算式で老後の必要資金をシミュレーションすることは可能なので、ここでは参考事例を紹介します。

月20万円の生活費で25年間生活すると?

シミュレーションでは、65歳の夫婦で25年間生活を続けていくと仮定します。生活費は夫婦で月20万円だとしましょう。

・65歳で退職→90歳まで生活
・戸建て住み(家賃なし)
・病気やケガ、介護なども必要ない場合
・生活費は月20万円

生活費が20万円かかると1年で240万円のお金が必要です。すると、25年間生活するには6,000万円が必要となります。

仮に、退職金が1,000万円あったとすると、残りは5,000万円です。

さらに、年金受給額が夫婦で月15万円だとすると、1年で180万円となります。25年間だと、4,500万円が受け取れるわけです。つまり、退職金と合わせると5,500万円の老後資産となります。

さきほどの生活費6,000万円から、老後資産の5,500万円を引くと500万円。生活費が月20万円の夫婦は、単純に500万円が必要になります。

月30万円の生活費で25年間生活すると?

では、今度は月30万円の生活費で計算してみましょう。月20万円で夫婦2人で生活するのは少し苦しいかもしれません。そこで、今度は少しゆとりのある生活が送れるように、金額を増やしました。

・65歳で退職→90歳まで生活
・戸建て住み(家賃なし)
・病気やケガ、介護なども必要ない場合
・生活費は月30万円

計算方法は先ほどと一緒です。

生活費は月30万円なので、年に360万円。25年間の生活では9,000万円が必要です。

退職金は1,000万円で、年金は月15万円で25年間に4,500万円受け取れるとすると、合計5,500万円の老後資産となります。

先ほどの生活費9,000万円から、この老後資産5,500万円を差し引くと、残りは4,500万円です。つまり、生活費を月30万円にすると、最低でも4,500万円ほどは貯金が必要ということになります。

医療費や介護費用を合わせると?

老後貯金のシミュレーションでは、医療費や介護費用などをいっさい無視して計算を行いました。しかし、高齢になるほどどうしても体は弱くなってしまうので、まったく入院しない、病院にもかからない、介護の世話にもならないという人は少ないでしょう。

仮に、介護施設に通うとして、その家賃が月に5万円だとしましょう。すると、1年で60万円です。70歳から80歳まで、10年間の介護が必要だとすると、合計600万円のお金を用意しなければなりません。

また、高齢者ほど医療費は安く、入院費用も保険などでまかなえますが、大きな病気や手術などになると、数百万円単位のお金が必要になる時もあります。

他にも、お子様やお孫様の養育費、家のリフォーム代、マンションなどなら家賃、こうした費用がかさんで大きな出費となる可能性が高いです。

生活費が月20万円の場合でも、1,500~2,000万円ほどの貯金は最低限必要でしょう。また、月30万円の生活費になれば、5,000万円でも足りず、6,000~7,000万円ほどあってようやく安心といったところです。

定年退職後も安心できるお金は「いつから」「いくら」貯めれば良い?

老後の貯金は、少なくても1,500万円、ゆとりのある生活を送るなら6,000万円近く必要になることが分かりました。では、そのお金は「いつから」貯め始めれば良いのでしょうか。また、「いくら」くらい資金に余裕を見ておけば良いのでしょう。

順番に解説していきます。

老後用の貯金は早ければ早いほど良い

老後の貯蓄をするのに、明確なスタート時点はありません。理想を言えば、早く貯めれば貯めるほど、有利に貯金を増やすことができます。なぜなら、貯金には複利効果が働くからです。

複利を簡単に説明しておきましょう。

まずは、100万円と1,000万円を見比べてみてください。金利が同じ5%だとしたら、どちらの方が多くの利息を受け取れるでしょう。

もちろん、後者の1,000万円ですよね。100万円なら利息は5万円にしかなりませんが、1,000万円だと利息は50万円にもなります。同じ金利でも元本が多いほどお金は貯めやすくなるのです。

しかし、一度に1,000万円を貯金するのは難しいでしょう。そこで、最初は10万円や100万円など、小口でお金を貯めていきます。すると、その小口のお金でも、金利によって利息が受け取れます。たとえば、100万円に5万円(金利5%)がついたとします。

すると、今度は利息付きの元本(105万円)をそのまま寝かせておけば、さらに金利5%が上乗せされて利息がつきます。105万円の5%なので、今度の利息は5万2,500円です。

このように、利息が元本にどんどん上乗せされていく、これが複利の考え方となります。先ほど、100万円より1,000万円の方が利息が多いと説明しました。つまり、複利によって元本が高額になれば、より有利な利息を受け取れるということです。

しかし、毎月10万円ずつお金を貯めていっても、1,000万円など大きな金額になるのに10年や20年もかかってしまいます。そのため、貯金はできるだけ早いタイミングで行って、複利効果を高めることが重要なのです。

貯金額は少し多めに設定する

先ほどは老後の貯金額をシミュレーションし、1,500万~7,000万円程度の推定を行いました。しかし、仮に必要なお金が1,500万円で済んだとしても、できるだけ多く用意しておくことを忘れていけません。老後の夫婦生活では不測の事態が起こりやすいからです。

たとえば、退職金の金額が見込みより大幅に減った、突然の事故に遭って多額の入院費が必要になった、思っていたより年金受給額が少ない、などが挙げられます。

貯金は貯めておいて困るものではないので、必要額が1,500万円なら目標額を2,500万円にするなど、あらかじめリスクに備えておくと良いでしょう。

まとめ

老後の夫婦に必要な金額は、おおよそ5,000万円や6,000万円程度とされますが、生活環境や将来の国のあり方などによって大きな差が生まれることが分かりました。

 

年金システムが正常に作動し、退職金や年金をしっかりと受け取れるのであれば、1,500万~2,000万円でも十分な暮らしができると言えます。

 

しかし、現在50代の方なら10~15年後、40代の方なら20~25年後のことは予測できるはずがありません。

そのため、年金や退職金、医療費や介護費など、複数のリスクに備えて多めの貯金を用意しておきたいものです。

 

 

関連:[老後に向けた資産運用]いくら必要?現役時代から必要資金を着実に貯める方法を総まとめで解説。

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老後はどのくらいのお金が必要ですか?

何歳まで働き、どのくらい稼げますか?

皆さんの祖父母世代は、銀行にお金を預けているだけで金利が10%、親世代は7%がつきました。

今は、0.01%しかつきません。

資産が倍になるまでの年数は、10%であれば7.2年。 7%だと10.2年。

今の日本の、0.01%だと6932年かかります。

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてます。

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

また、資産運用を始めるにあたり、まずはセミナーに足を運ぶ選択肢もあります。

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