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「FXに興味がある」「FXをはじめたい」

そんなときに、気になることがFXは果たして安全な取引なのか、リスクは無いのか、ということではないでしょうか。

 

結論から伝えると、FXはやり方さえ間違わなければ安全な取引と言えます

しかし、やはり投資という側面がある以上、リスクもFXにはつきものです。本記事ではFX取引のリスクや、その対処法について説明します。

 

FX取引のリスクとは

FXとは「外貨を売買して、その差額で収益を狙う取引」のことです。

外貨為替取引とも呼ばれます。FXの魅力は小さな額でもレバレッジを効かせて、大きな収益を狙えることです。

 

FXの魅力は手元に無いお金も「差金決済」を採用することで、大きな額の取引ができることです。

仮に、1ドル100円として100万円を両替するためには100円×10,000ドル必要です。

 

しかし、差金決済を使うことで、100万円の数パーセントの証拠金を預けるだけで、取引が可能です。

これがレバレッジを利かすと呼ばれる所以です。

 

その反面で利益を逃してしまい、投資額を損してしまうリスクもあります。

例えば競馬なども、当たれば賭け金が大きくなって返ってきますが、外して負けてしまうと、賭けた金額は無くなります。

 

FXも同じように、為替の予想を外してしまうとお金がなくなるリスクがあります。

ただし、このリスクは取引の仕方や、対処法を知っておくことで回避することができます。

 

押さえておくべきFX取引のリスクはこの5つ!

FXで損失を被らないためには、押さえておくべきFX取引のリスクがあります。それぞれ説明します。

 

1.信用リスク

「信用リスク」とはお金を預けているFX会社が経営不振などで、お金を返せなくなったり、倒産したりするリスクのことです。

どのFX会社で取引するにしても、100%その会社が倒産するとは言い切れません。

 

日本国内では、現在全てのFX会社に対して会社と顧客に資産が分けられる信託保全が義務付けられています。

そのため、国内での信用リスクは考える必要はありません。

 

しかし、FX取引の場合は、外貨建て取引という性質上、海外の会社を利用することもあるでしょう。

その会社が経営不振により、日本から撤退する可能性も往々にして考えられます。

 

その際にお金を引き出せなくなったり、送金できなくなる、ということもありえます。

 

2.電子取引リスク

電子取引リスクとは、電子機器のトラブルにより、取引ができなくなるリスクのことです。

FX取引は基本的にインターネットを使用します。

 

そのため、サーバーがダウンしたり、アプリに不具合が生じると、売買が停止してしまいます。

FX会社側に起因するネット環境トラブル以外でも、自身の端末やインターネット環境、アプリの不具合により、取引ができなくなる可能性もあります。

 

その際に、損失を被ったり、利益確定を逃してしまったりするリスクもあります。

 

3.流動性リスク

流動性リスクとは、為替変動の結果、買い手と売り手の通貨の流通量が釣り合わなくなるリスクのことです。

流動性が高いと流動性リスクは低く、流動性が低いと流動性リスクは高くなります。

 

例えば、ドルやユーロなどの通貨は流通量が多く、流動性が高いです。

1日に数十兆円の取引が行われています。

 

そのため「売りたいのに、売れない」といったリスクを考える必要はありません。

これに対して、南アフリカなどの新興国の場合はそもそも出回っている通貨量が少ないため、売り手がいなかったり、買い手がいなかったりといったことがあります。

 

その結果、「売りたいのに、売れない」といった場合が生じます。これが流動性リスクです。

 

4.金利変動リスク

金利変動リスクとは、日本のように金利が低い国の通貨で、海外の金利が大きい国の通貨を買うと、スワップポイント(金利差額調整分)がつきます。

このスワップポイントは基本的に毎日受け取ることができます。

 

起こり得るリスクとしては、金利変動により、想定していたスワップポイントが低くなったり、逆に損してしまうことが考えられます。

対処法としては、金利差が大きければ大きい国の通貨の方で取引を行うことです。

 

実際に通貨の金利を変更するタイミングは年に4回ほどです。1回につき、金利変動は最大で0.25±です。

そのため、一回の金利変更のパーセントを考慮すると金利差が大きければ大きいほど、一度の変更でも影響は少ないため、リスクを回避することができます。

 

5.レバレッジリスク

そもそもレバレッジとは、預けた額に何倍もの外貨を買い付けられる仕組みのことです。

そのために、レバレッジを使えば手元にあるお金の、何倍以上で取引ができたり、利益を得たりできます。

 

しかし、何倍以上の利益を出せる可能性がある反面、それ以上の損失を生むリスクもあります

FX会社は一定割合の損失がでると市場から強制決済(ロスカット)をします。

 

レバレッジリスクには、大きな損失の可能性と、この市場から強制決済の可能性があります。

 

無理のない取引を行うことが大事!

前述したとおり、FX取引は大きな利益を狙える反面、大きな損失を被るリスクもあります。

そのため、リスクを最低限に抑えるためには、無理のない範囲で取引を行うことが大切です。

 

こちらではリスクを最低限に抑えるために対処法を紹介します。

 

レバレッジ1倍で取引を行う

FX取引では、レバレッジにより、手元にあるお金以上の利益を狙えることは先に述べたとおりです。

しかしその方法では、損失も大きくなるというデメリットがあります。

 

そこでおすすめしたい方法がレバレッジを1倍で行うという方法。

レバレッジを1倍にすることで次のようなメリットがあります。

 

・取引手数料を抑えられる

・強制決済のリスクを抑えられる

・金利がお得

・資産の安全性が高い

 

投資は長い目線で行うことが大切です。

レバレッジ1倍にすることで小さく長く取引ができます。

 

レバレッジが10倍になるとリスクが高まる

レバレッジは、損失を考慮しても1~3倍で行いましょう。

初心者の場合は、大きな利益を得るために10倍で取引をしたくなりますが、リスクを考えるとおすすめしません。

 

10倍儲けられる可能性があるということは、10倍損をする可能性もあるということです。

ちなみに、レバレッジは最大25倍まで取引可能です。

 

リスクリワードで計算

リスクリワードとは、取引を続けることでどれくらいの利益か出るのかを示す、利益と損失の比率のことです。

FXで無理なく資産を運用するには、このリスクリワードで利益率を計算することをおすすめします。

 

リスクリワードを活用することで、取引の勝敗だけではなく、利益率で判断できます。

 

取引リスクを管理しよう

リスクリワードを使うことで、取引リスクの管理にもつながります。

リスクリワードを活用することで、勝敗だけでは読み取れない、取引のパフォーマンスまで管理できます。

 

例えばFX取引では勝率が90%以上出ているのに、実際の損益はマイナスということもあります。

そのため、勝率にこだわるよりも、リスクリワードの値を参考にした方が、効率的です。

 

まとめ

FX取引のリスクについて、その内容と対処法を紹介しました。

FX取引はレバレッジを効かす事で、手元にあるお金以上の利益を狙える反面、それ以上の損失を被る可能性もあります。

 

取引のリスク対策は、レバレッジの倍率を抑えて運用したり、リスクリワードの値を参考にして取引を行いましょう。

いずれにせよ、FXの取引に様々なリスクはつきものです。それらを考慮して効率的な資産運用を行うことが大切です。

 

 

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老後はどのくらいのお金が必要ですか?

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皆さんの祖父母世代は、銀行にお金を預けているだけで金利が10%、親世代は7%がつきました。

今は、0.01%しかつきません。

資産が倍になるまでの年数は、10%であれば7.2年。 7%だと10.2年。

今の日本の、0.01%だと6932年かかります。

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてます。

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

また、資産運用を始めるにあたり、まずはセミナーに足を運ぶ選択肢もあります。

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