投資信託で大損するのはこんな人!特徴を知って危険を回避しよう!
投資信託で大損するのはこんな人!特徴を知って危険を回避しよう!

投資方法の1つとして、投資信託に興味がある方は多いのではないでしょうか。

 

しかし、どの投資法でも同様のことが言えますが、その投資方法に関して深い知識や理解がないと大損してしまうことになりかねません。

 

こちらでは投資信託で大損をしてしまう方の特徴をご紹介します。

 

これから投資信託を始めようと考えている方は、自身に当てはまる点がないか照らし合わせてみてください。

 

投資信託で大損する人の特徴とは?

 

投資信託で大損する人の特徴は、主に以下の4つに分けられます。

 

・深く考えずに投資してしまう

・投資信託をよく理解していない

・短期売買を繰り返してしまう

・ローコストで投資できていない

 

他にも細かく挙げられる点はありますが、大きく分けた上記4点をまずは備えてみてください。

 

薦められるがままに購入する

 

投資信託の始め方として、銀行員からの推薦が挙げられます。

 

しかし、銀行員から投資信託を薦められたとしても、安易に投資信託を始めるのはあまりおすすめできません。

 

2018年の金融庁による調査では、大手含む銀行や証券会社で投資信託を購入した方の、実に半数近くは利益を生み出せず、損をしている結果が出ています。

 

※参考:金融庁調査「投資信託の販売会社における 比較可能な共通KPIを用いた分析

 

その中でも特に多いのが銀行から投資信託を購入するケース。

 

投資信託は証券会社や投信会社から購入したほうがリスクに対してリターンが大きく、必要となる費用も少なくなります。

 

銀行で投資信託を購入すると、ネット証券等で購入するケースよりも必要となる費用が高くなり、手数料や信託報酬だけで大きな金額になるでしょう。

 

銀行はATMの維持費用や人件費など、各種手数料だけでは賄えないほどの様々なコストがあります。

 

それらのコストを手にするために、多額の資産を抱えている方に投資信託による資産運用を薦める背景が見られますので、大きなお金を持っているからと言って銀行から投資信託を購入するのは賢明とは言えないでしょう。

 

また、特に地方銀行ではその傾向が顕著に表れます。

 

前述の金融庁による調査では、すべての銀行が投資信託の顧客データを公表しているわけではありません。

 

そのため、公表している銀行だけで統計を取った結果、半数近くの顧客が損をしていることがわかったのですが、大手銀行でも損失を抱えている方が多いのにもかかわらず、地方銀行では利益を生み出している方が多いとは考えられないでしょう。

 

もちろん、同じくらいに銀行から投資信託を購入して利益を生み出している方もいますが、投資初心者の方が特に考えることもなく、薦められるがままに銀行から投資信託を購入するのはあまりにリスクが高いと言えるのではないでしょうか。

 

そもそも投資信託を理解していない

 

投資信託で大損をする方の特徴として、そもそも投資信託を深く理解していない点も挙げられます。

 

投資信託とは、「投資したい!」と考えている方がお金を支払い、専門家がそのお金を元に株や債券を購入し、運用して利益を生み出すことを指します。

 

つまり、自身はお金を支払うだけで、その資金で利益を生み出せるように専門家が奮闘してくれるのです。

 

それだけ聞くと、自分で投資をするよりも確実性があり、利益が生まれる可能性が高くなると感じる方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、実際には仮に専門家であるファンドマネージャーであったとしても、毎月、毎年必ず利益を生み出すことはできません。

 

ファンドマネージャーが運用した株や債券は日々変動しますし、災害やテロなど何かしらのマイナスな出来事が発生すれば、その出来事に関わった国や会社の再建や株は確実に下落します。

 

「投資信託はよくわからないけど、プロにお願いするんだから大丈夫」

 

このように考えていると、確実に痛い目を見ますので投資信託を始める前に、必ず必要最低限の知識を備える努力をするべきだと言えるでしょう。

 

先を見通した投資ができない

 

投資信託に限らず、多くの投資方法では短期売買はデメリットが多くあまりおすすめできません。

 

投資は資産を増やす目的で行うものですが、短期間に複数回売買をしてしまうと、増やせたはずの資産が増やせず、それどころか損切りばかりしてしまう事態に陥る可能性が高くなります。

 

先を見通した投資ができず、損失が発生したタイミングですぐに手放してしまうと、最終的に大損することになるでしょう。

 

また、大損したのにも関わらず価値が上がらない株式や債券を持ち続けてしまうのも、損失が膨れ上がるだけなので意味はありません。

 

投資している株や債券が本当に価値のあるものなのか、ファンドマネージャーの意見だけを鵜呑みにするのではなく、自身で世界情勢をチェックして長期的な視野で運用できる投資を目指すべきだと言えるでしょう。

 

ローコストで運用できていない

 

投資信託を購入する際には、様々な必要経費が発生します。

 

代表的な費用は以下の通りです。

 

投資信託で発生する費用
・購入手数料 信託購入時に発生する費用。会社によってはないケースも。
・信託報酬 投資保有額から毎日差し引かれる費用。年率で表示されるのが一般的。
・監査報酬 決算時に投資保有額差し引かれる費用。
・売買委託手数料 株式などの売買時に発生する費用。金額は事前にわからない。
・信託財産留保額 購入・解約時に発生する費用。購入手数料とは別

 

投資信託で発生する上記費用は、金融機関ごとに自由に決められることから、投資信託を購入した場所によってはコストが非常に高くなるケースも考えられます。

 

特に銀行や店舗型の証券会社では購入手数料や信託報酬が高い傾向にあり、投資信託で資産を増やすハードルが高くなるでしょう。

 

販売会社によっては購入手数料が一切かからないノーロードと呼ばれるサービスもあり、信託報酬も1%未満となるケースも見受けられます。

 

それらの費用をしっかりと抑え、ローコストで運用することによって投資信託による利益が発生しやすくなりますので、コストが高い方は長期的に見て大損する可能性は高いでしょう。

 

投資信託を選ぶ際には、必要な費用が低いことは必須だと考えてください。

 

もし投資信託で大損してしまったら

 

上記内容に当てはまる方、もしくは当てはまらなかったとしても何かしらの要因で大損してしまった方。

 

どのような投資方法を選んでも多少なりともリスクがあることから、投資で必ず利益が生まれるとは言えませんので、今回は投資の勉強代としてお金を支払ったと割り切りましょう。

 

その上で、今現在保有している投資信託は早期に手放してください。そして、「なぜ大損してしまったのか」と原因を究明することが大切です。

 

大損する理由はいくつか考えられるでしょう。

 

・世界情勢が読めていなかった

・ファンドマネージャーの手腕が悪かった

・商品のコストが高かった

・短期売買を繰り返した

 

これらの理由から再度投資信託をする場合には、同じ失敗を繰り返さないように意識しましょう。

 

また、所有している投資信託にまだ魅力的な面があり、長期間保有すれば利益が損失を上回るのであれば、手放す必要がないケースもあります。

 

そのため、大損してしまった理由を考えるのと同時に、保有している投資信託を長期的に見て価値がないか考えてみましょう。

 

まとめ

 

投資信託で大損をしてしまう方の特徴をご紹介しましたが、少しでも当てはまる方は改善し、堅実な資産運用を目標にしてください。

 

大切なのは「自分で考えて自分で決める」ことです。専門家の力を借りられる投資信託だからこそ、何もかもファンドマネージャーに任せきりになる傾向にあります。

 

しかし、ファンドマネージャーは手数料や信託報酬から利益を得ている背景があり、必ずしも投資家の味方とは言い切れません。

 

自分の資産を大切にするためにも、すべて自分で管理するくらいのつもりで有益な投資信託を選びましょう。

 

 

関連:投資信託とはそもそも何か?購入におすすめの商品と運用上のリスク・大損しないための心構えを総まとめでわかりやすく解説!

なぜ今お金を学ぶのか?

 

老後はどのくらいのお金が必要ですか?

何歳まで働き、どのくらい稼げますか?

皆さんの祖父母世代は、銀行にお金を預けているだけで金利が10%、親世代は7%がつきました。

今は、0.01%しかつきません。

資産が倍になるまでの年数は、10%であれば7.2年。 7%だと10.2年。

今の日本の、0.01%だと6932年かかります。

昨今の2000万円問題もあり、投資による自助努力で、老後資産を築き自身の身を守る必要が出てきてます。

しかし、焦って投資を進めてしまうのはおすすめしません。 必ず失敗します。

また、資産運用を始めるにあたり、まずはセミナーに足を運ぶ選択肢もあります。

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