日本人の生活費ってどれくらいが平均なの?家計簿をつけて収入と出費を管理しよう。
日本人の生活費ってどれくらいが平均なの?家計簿をつけて収入と出費を管理しよう。

お金を貯めていくには、普段の生活費をどれぐらい使っているかを把握することが大切です。

自分の家計は、他の方の家計に比べてどれぐらい生活費が多いか少ないかを知ることで、無駄な出費を減らして、効率的に貯金することが可能です。

 

今回は、なかなか聞けない生活費の平均を徹底比較し、世帯人数や年代別に、一ヶ月の平均生活費はどれぐらい必要なのかを解説します。

 

1世帯の平均生活費はどれぐらい?

うちの生活費は、平均生活費と比べて低いのか、高いのか?どれぐらいの支出であれば平均的なのかという数値を、総務省の統計結果から見ていきましょう。

 

総務省の統計から見る平均値

総務省統計局が2016年に実施した『平成28年(2016年)消費支出の費目別対前年実質増減率』によると、世帯人数別の1ヶ月の平均生活費は以下のようになっています。

 

世帯人数 1ヶ月の平均生活費
単身
(世帯人数1人)
月平均158,911円
総世帯
(平均2.35人の世帯)
月平均242,425円
2人以上の世帯
(平均2.99人の世帯)
月平均282,188円

※単身世帯=1人世帯、総世帯=すべての世帯

 

上記の一覧表を見て分かる通り、2人以上の世帯の1ヶ月の平均生活費は、282,188円となっています。

続いて、各項目の平均支出を見てみましょう。

 

単身世帯
(世帯人数1人)
総世帯
(平均2.35人の世帯)
2人以上の世帯
(平均2.99人の世帯)
食費 26,681円 47,810円 57,872円
酒類 1,971円 2,750円 3,120円
外食費 11,156円 11,688円 11,942円
住居費 20,169 17,804 16,679
光熱水費 11,028円 17,905円 21,177円
家具家事用品 5,343円 8,720円 10,329円
被服、履物費 5,554円 9,160円 10,878円
保険医療費 6,720円 10,899円 12,888円
交通費 4,532円 5,043円 5,286円
自動車関係費 7,693円 16,469円 20,648円
通信費 6,416円 10,957円 13,120円
教育費 12円 7,667円 11,310円
教養娯楽費 19,230円 25,280円 28,159円
小遣い(使途不明) 63円 6,215円 9,144円
交際費 15,292円 19,092円 20,903円
仕送り金 2,725円 4,693円 5,632円
諸雑費 14,327円 20,272円 23,101円
合計 158,911円 242,425円 282,188円

 

総務省の統計によりますと、すべての世帯における住居費は、17,000円前後となっています。

この数値は、賃貸以外の世帯(持ち家や同居)なども含まれているため、数字が低くなっています。

 

関東地方で、一般的な賃貸物件を借りた場合、単身世帯では、60,000円、総世帯では70,000円、2人以上の世帯なら、家賃は85,000円ほどになる見込みです。

したがって、平均生活費の合計は、だいたい以下の通りになります。

 

 

 

単身世帯
(世帯人数1人)
総世帯
(平均2.35人の世帯)
2人以上の世帯
(平均2.99人の世帯)
合計 198,743円 294,620円 350,509円

 

年齢別の平均生活費はどれぐらい?

続いては、年齢別の平均生活費を見ていきましょう。

家族構成だけでなく、世代によって収入が異なるため、生活にかかる出費も変わってきます。

 

20代の平均生活費

20代は独身の方が多く、単身世帯の割合が高くなっています。

子供がいる世帯に比べて、教育費の低さが顕著です。

 

収入 283,785円
食料費 42,000円
住居費 27,924円
光熱・水道費 7,824円
家具・家事用品 4,212円
被服費等 8,453円
保健医療費 4,426円
交通・通信費 24,485円
教育費 921円
教養娯楽費 17,997円
諸雑費 13,869円
小遣い(使途不明) 1,383円
交際費 10,494円
仕送り 1,307円
合計 165,295円

30代の平均生活費

30代は、20代に比べると、子供が1人ぐらいいる世帯が増えています。

人数が増える分、世帯全体の出費が多くなる傾向です。

 

収入 370,483円
食料費 58,996円
住居費 25,557円
光熱・水道費 15,410円
家具・家事用品 7,763円
被服費等 10,638円
保健医療費 8,922円
交通・通信費 38,728円
教育費 9,165円
教養娯楽費 25,026円
諸雑費 18,509円
小遣い(使途不明) 5,747円
交際費 13,370円
仕送り 1,078円
合計 238,909円

40代の平均生活費

40代後半ぐらいから子供が高校・大学に進学する世帯が多く、教育費がかさみます。

外食費や交際費については、それほど増えない傾向です。

 

収入 439,370円
食料費 69,744円
住居費 18,566円
光熱・水道費 19,089円
家具・家事用品 9,005円
被服費等 13,566円
保健医療費 9,264円
交通・通信費 45,950円
教育費 23,466円
教養娯楽費 31,307円
諸雑費 21,642円
小遣い(使途不明) 9,998円
交際費 13,462円
仕送り 7,561円
合計 292,620円

単身世帯から5人家族までの平均生活費

続いて、単身世帯から5人家族までの平均生活費を一覧にしました。

各世帯ごとの平均生活費が、どのように増加するかを比較してみましょう。

 

世帯人数 単身
(1人)
DINKS
(2人)
3人家族 4人家族 5人家族
食費 26,681円 42,363円 58,046円 73,728円 89,410円
酒類 1,971円 2,549円 3,126円 3,704円 4,281円
外食費 11,156円 11,551円 11,947円 12,342円 12,737円
住居費 60,000円 70,000円 85,000円 85,000円 85,000円
光熱水費 11,028円 16,130円 21,232円 26,335円 31,437円
家具家事用品 5,343円 7,850円 10,357円 12,864円 15,371円
被服、履物費 5,554円 8,231円 10,908円 13,585円 16,262円
保険医療費 6,720円 9,821円 12,922円 16,023円 19,124円
交通費 4,532円 4,911円 5,290円 5,669円 6,048円
自動車関係費 7,693円 14,206円 20,720円 27,233円 33,747円
通信費 6,416円 9,787円 13,157円 16,528円 19,899円
教育費 12円 5,692円 11,372円 17,052円 22,732円
教養娯楽費 19,230円 23,719円 28,208円 32,697円 37,186円
こづかい
(使途不明)
63円 4,629円 9,194円 13,760円 18,326円
交際費 15,292円 18,113円 20,935円 23,756円 26,577円
仕送り金 2,725円 4,187円 5,649円 7,111円 8,573円
諸雑費 14,327円 18,738円 23,149円 27,560円 31,971円
合計 198,743 272,477 351,212 414,946 478,681

家族が一人増えるとどのぐらいの生活費が必要か?

家族が一人増えると、どのぐらい平均生活費が上がるのでしょうか?

以下に、家族が一人増えたときの増加額を一覧にしました。

 

費目 家族が1人増えた時の増加額
食費 15,682円
酒類 578円
外食費 395円
住居費 -
光熱水費 5,102円
家具家事用品 2,507円
被服、履物費 2,677円
保険医療費 3,101円
交通費 379円
自動車関係費 6,513円
通信費 3,371円
教育費 5,680円
教養娯楽費 4,489円
こづかい(使途不明) 4,566円
交際費 2,821円
仕送り金 1,462円
諸雑費 4,411円
合計 63,734円

 

家族が1人増えた場合の平均生活費は、合計63,734円増える計算です。

なかでも食費に占める割合が大きく、全体の24%を占めています。

 

節約するためには、やはり食費を抑えることが重要です。

 

6人家族のシュミレーション

上記を踏まえて、6人家族の平均生活費をシミュレーションしてみます。

 

世帯人数 6人家族
食費 105,092円
酒類 4,859円
外食費 13,132円
住居費 85,000円
光熱水費 36,539円
家具家事用品 17,878円
被服、履物費 22,225円
保険医療費 18,939円
交通費 6,427円
自動車関係費 41,675円
通信費 22,892円
教育費 29,398円
教養娯楽費 37,186円
こづかい(使途不明) 10,035円
交際費 36,382円
仕送り金 8,573円
合計 542,415

 

まとめ

1ヶ月の平均生活費を、世帯サイズ別、年代別に紹介しました。

自分の家庭に近い年代と世帯人数を参考にして、どれぐらいの生活費を使っているのか、検証してみましょう。

 

平均に比べて生活費が多すぎる場合は、固定費から生活費を節約していけるように努力していくことをおすすめします。

 

 

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