割安な銘柄が見つかる!PER・PBR・ROEの違いと投資への活用法を解説

株式投資の世界では様々な専門用語が使われていますが、その中でも特に目にする機会が多いのがPER、PBR、ROEという三種類の指標ではないでしょうか。

これらの指標がそれぞれ何を意味し、どんな関係性を持っているのかを理解すれば、より有利な立場で株式投資を進めることができます。

 

今回はPER、PBR、ROEの三つに絞り、株式に対してどのように生かすことができるのかを詳しく解説していきます。

 

PERとは

PERは株価収益率という言葉でも表現される専門用語であり、この指標を見ることによって、現在の株価が割安か割高かを判断しやすくなります。

PERが低い場合には、その会社が過小評価されていると考えられるため、現在の株価は割安で買い時であると判断すべきです。

 

逆にPERが高い場合には、その会社が過大評価された状態にあると考えられるので、現在の株価は割高で売り時であると判断すべきということになります。

つまりPERを見るだけで、難しいチャートを確認しなくても、気になっている銘柄を買うべきタイミングかそうでないかを見分けることができるのです。

 

なぜ割高か割安かをPERで判断できるのか

PERを求める際は、1株あたり当期純利益を現在の株価で割るという計算を使います。

現在の株価が1株あたり500円で、1株あたり当期純利益が50円という場合には、PERは10倍として算出されることになります。

 

同じように現在の株価が1株あたり500円だとしても、1株あたり当期純利益が10円という場合には、PERは50倍として算出されることになります。

この2つの銘柄を比較すると、投資家にとってより割安で購入できる銘柄は、PERが10倍の株式です。

 

何故ならば、PERが10倍なら、投資した資金を回収するまでにかかる目安の期間が10年間であることに対し、PERが50倍なら、資金回収まで50年かかってしまうためです。

 

PERを使った投資術

PERが低い銘柄を狙って購入したり、PERが高い銘柄を狙って空売りしたりすることが基本であり、特に同業他社とPERを比較すると優位性を持った会社が分かります。

同等の事業を行いながらも、より1株あたり当期純利益が高い会社を見つけられるので、勢いがある会社を探す際にPERを活用すると効果的です。

 

それ以外では、同一企業が計上した過去のデータを確認し、前年度のPERと現在のPERを比較するという手法も有効になります。

前年よりもPERが下回っている場合には業績が回復していることを示唆していますし、反対に上回っている場合には業績が下降傾向にあることを示唆しています。

 

PBRとは

PBRは株価純資産倍率という言葉にも言い換えられている専門用語であり、株価が1株あたり純資産と比べて何倍かを調べる際に使える指標です。

その会社が持っている資産と現在の株価を見比べることができるため、PBRが低ければ現在の株価は割安で、PBRが高ければ現在の株価が割高であることがわかります。

 

PBRの計算をするためには、1株あたり純資産を株価で割るという式を使うことになります。

例えば現在の株価が1,000円で、1株あたり純資産が300円の銘柄がある場合には、PBRは3.33倍であると算出することができるのです。

 

純資産は解散価値として扱われる

PBRの計算で用いられる純資産は、解散価値としても扱われており、株主を含んだ会社が持つ総資産を現す数値として見ることができます。

株式会社は、時として解散という道を選ぶことがありますが、この際には株主に対して資産が均等に配分されることになります。

 

ここで用いられるのが1株あたり純資産で、先ほどの例のように1株あたり純資産が300円の会社が解散した場合、株主には1株あたり300円が配分されるのです。

株価1,000円、1株当たり純資産が300円の場合、PERは3.33倍ですが、解散によって株価が800円に下がった場合、PERは2.66倍にまで低下します。

 

株主の立場として考えれば、解散によって1株あたり同じ300円が分配されるとしても、株価1,000円で購入するより800円で購入したほうが得と言えるのです。

つまりPBRが低い銘柄は、安全性という面で人気が出やすい銘柄であるため、今後株価が上昇する可能性を含んだお得な銘柄であると判断できます。

 

PBRを使った投資術

PBRを絡めた投資術としては、PBRの値が1倍を切ったばかりの銘柄に着目するという方法が最も有効です。

PBRが1倍であれば一般的には安全な指数であると考えられ、1倍を切ると単純に売られ過ぎな銘柄であると考えることができます。

 

倒産のリスクが間近に迫っている銘柄の場合、PBR1倍を切っても株価が上を向かない可能性が高くなりますが、倒産のリスクが少ない企業なら値ごろです。

世界情勢や為替の影響や、一過性の不祥事といったトラブルによってPBRが下がったとしても、その影響は一時的であり、次第に復調する確率が高いためです。

 

ROEとは

ROEは自己資本利益率という言葉に言い換えられる指標であり、自己資本を使ってどの程度の利益を上げることに成功しているのかを把握するために使えます。

この数値を見ることによって、限られた資本を投じた事業で、より多くの成果を出しているのがどの会社か導き出すことが可能です。

 

ROEは自己資本を当期純利益で割り、100倍にするという計算式で編み出すことができるため、投資に慣れていない方でも簡単に数値を算出することができます。

特に株主から企業に対して効率性が求められている欧米諸国では、ROEはとても大切にされている指標の一つであり、ROEが高い企業ほど投資の対象になりやすくなっています。

 

優れたROEの目安は10%以上

ROEは高ければ高いほど資本を有効に活用し、良い結果に結びつけていると判断できます。

特に10%という数値はROEで優劣をつけるための目安の数字となっており、10%以上のROEを持つ会社は優秀と考えて問題ありません。

 

また、高いROEを長年に渡って生み出し続けている企業の場合、経営に隙がなく順調に業績を伸ばしている会社と考えましょう。

滅多に見られる数字ではありませんが、20%以上のROEを維持している会社があるとすれば、投資家にとって非常に魅力的な銘柄であると言えます。

 

ROEを使った投資術

ROEは株価を紹介しているポータルサイトを見れば必ずと言っていいほど掲載されている数値なので、これを基に有益な株式を探すことは比較的簡単です。

一つの基準として、10%以上のROEを持つ企業に着目し、数年単位で10%以上のROEを維持している銘柄を選ぶと、特に長期投資で成果を上げやすくなります。

 

出資されたお金を使って成果を出し続けている会社には、投資家の信頼が集まり、より多くの資金を集めて事業を拡大させる可能性があるためです。

その一方で注意しなければならないのは、純資産の金額が極端に少ない会社になります。

 

ROEはその性質上、純資産が少なければ少ないほど高くなる傾向にあるため、実態以上の過大評価に繋がる指標にもなり得るのです。

ROEを使って投資をする際には、企業の財務状況を確認し、成長を見込める企業なのかそうでないのかを慎重に判断する姿勢を持ちましょう。

 

まとめ

PER、PBR、ROEはそれぞれ言葉の響きが似ていますが、用いられる計算式が全く異なりますし、指標が示す意味にも大きな違いがあります。

それぞれの指標を株式投資に生かすことができますが、一つの指標だけで良し悪しを判断するのではなく、様々な指標を複合して使い、投資の判断を行いましょう。

 

目安となる数字を意識しながら銘柄選びをするだけでも、中長期的な投資の勝率を大幅に上げることができるはずです。

 

 

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