メガバンクの違いを解説・銀行ごとの特徴は?
メガバンクの違いを解説・銀行ごとの特徴は?

三菱UFJ銀行・みずほフィナンシャルグループ・三井住友銀行は、いわゆる三大メガバンクといわれている、日本でトップ3の銀行です。

これらの銀行には、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?

三行の特徴、振込手数料やATM手数料の優遇制度など、サービス内容の違いをご紹介します。

 

三行の経常収益の比較

三行の2017年度の経常収益を比較した表は、次のとおりです。

 

<三行の2017年度の経常収益の比較表>

グループ全体 単体
三菱UFJ 6.07 4.28
三井住友 5.76 3.12
みずほFG 3.56 2.86

(単位:兆円)

 

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行は海外にも多くの拠点を持つ、日本最大のメガバンクです。

預金残高は約145兆円、貸出金残高は約79兆円です(2,018年の3月末時点)。

三菱UFJ銀行には全世界に108の拠点があり、国際業務に大きな強みを持つという点もあります。

 

また、三菱UFJと三菱信託銀行、三菱モルガン・スタンレー証券という3分野の企業が連携しています。

ここには、預金や貸出、為替などの銀行業務以外にも、コンサルタント業務を強く進めているという背景があります。

このように、三菱UFJは、世界レベルで高い競争力を誇るメガバンクです。

 

みずほフィナンシャルグループ

みずほFGは、「One MIZUHO戦略」を進めています。

これは、銀行、信託、証券だけでなく、シンクタンク、アセットマネジメント会社などのあらゆる機能が一体となり、顧客ニーズに応えるという戦略です。

この戦略のもとで、みずほFGは組織改革を行いました。

これにより、信託や証券サービスなど、顧客ニーズに円滑に応えられるようになりました。

 

三井住友銀行

三井住友銀行の融資スピードは、非常に素早いと言われています。

三井住友銀行は、今までに素早く的確な融資判断のもとで多額の融資を実現しています。

また、会議でのペーパーレス化や経費削減などについて、率先して取り組んでいます。

メガバンクは保守的な銀行の中でも最も保守的といわれていますが、三井住友銀行は、先進的で合理的な取り組みに進んでいます。

さらに、銀行は年功序列という保守的な考え方を早々に改め、実力主義と言われています。

 

三行のサービス内容や特徴の違いを解説

次に、三行の具体的なサービス内容や特徴について、違いをご紹介していきます。

 

ATM手数料・振込手数料

メガバンク三行のAMT手数料や振込手数料は、他行に比べると高いといわれています。

ここでは、三行の手数料について、比較してみましょう。

ATM手数料の比較は以下のとおりです。

 

<三行のATM手数料比較>

三菱UFJ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行
自社ATM ~100円 ~200円 ~100円
他行・コンビニATM ~200円 ~200円 ~200円

※全て税抜価格

 

なお、平日の日中なら、三行とも自社ATM手数料は無料です。

次に振込手数料を比較した表が、以下のとおりです。

 

<三行の振込手数料比較>

三菱UFJ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行
同一支店宛 ~500円 無料 ~400円
同行他支店宛 ~500円 ~400円 ~500円
他行宛 240円~600円 200円~400円 200円~600円

※全て税抜価格

 

この表からわかるとおり、振込手数料に関しては、みずほ銀行が最も安いです。

なお、振込手数料は三行とも窓口で振り込みをすると高くなります。

そのため、ATMやインターネットバンキングで振り込むのがいいでしょう。

 

ネットバンキングや特定のサービスによる優遇サービス

三行とも、ネットバンキングサービスとポイントサービスなどの特定のサービスを提供しています。

それぞれのネットバンキングサービスや各行のポイントサービスなどを利用することで、振込手数料やATM手数料を無料にしたり安くしたりできます。

そのため、これらのサービスを使わない手はありません。

ここでは、それぞれの銀行における、振込手数料やATM手数料の優遇制度について詳しくご説明します。

 

三菱UFJ銀行

<振込手数料を無料にするためには>

三菱UFJ銀行には、「メインバンクプラス」という優遇付き普通預金があります。

このメインバンクプラスのステージを上げていくことで、さまざまな優遇を受けられます。

メインバンクプラスのステージを「プラチナステージ」にすると、他行宛振込手数料が「毎月3回まで」無料になります。

プラチナステージにするためには、以下のいずれかの条件を満たす必要がありますが、ややハードルが高めです。

・MUFGプラチナ・アメリカンエキスプレスカードの利用代金引き落とし設定をする

・住宅ローンの借入残高が500万円以上である

・預金残高が500万円以上である

 

ネットバンキングでの振込手数料は、以下のとおりになります。

3万円未満 3万円以上
同行宛 無料 無料
他行宛 200円 300円

※全て税抜価格

 

窓口だと500円ほどですから、かなり安いことがわかります。

 

<ATM手数料を無料にするためには>

「メインバンクプラス」のステージを「ホワイトステージ」にすると、同行のATMでの時間外手数料が無料になります。

ホワイトステージ到達のためには、以下の条件のいずれか一つを満たす必要があります。

・WEB通帳に切り替える

・MUFGカードなどの対象のクレジットカードを使う

・預金残高が10万円以上ある

・三菱UFJデビットの引き落とし口座にする

 

みずほ銀行

<振込手数料を無料にするためには>

みずほ銀行では、以下のいずれかの条件を満たすと、他行宛の振込手数料が「毎月1回まで」無料になります。

・預金残高が50万円以上ある

・NISA口座を作る

 

さらに、以下のいずれかの条件を満たすと、他行宛の振込手数料が「毎月4回まで」無料になります。

・預金残高が500万円以上ある

・みずほマイレージクラブカードを年間100万円以上使う

・みずほグループに資産運用商品の残高がある

 

みずほのネットバンキングサービス、みずほマイレージクラブによる振込手数料は以下のとおりです。

3万円未満 3万円以上
同一支店宛 無料 無料
本支店宛 100円 200円

※全て税抜価格

 

<ATM手数料を無料にするためには>

みずほマイレージクラブに登録することで、AMT手数料が無料になります。

さらに、みずほ銀行ATM、イオン銀行AMTの時間外手数料が無料、コンビニATM手数料が「毎月4回まで」無料にできます。

その条件とは、「みずほ銀行の口座を給与振込口座にする」などです。

 

三井住友銀行

<振込手数料を無料にするためには>

三井住友銀行のネットバンキング、SMBCダイレクトによる振込手数料は以下のとおりです。

3万円未満 3万円以上
同一支店宛 無料 無料
本支店宛 100円 100円

※全て税抜価格

 

<ATM手数料を無料にするためには>

SMBCポイントバックに登録すると、同行のATMの時間外手数料が無料になります。

さらに、コンビニATM、ゆうちょ銀行ATMの手数料も、「毎月3回まで」無料になります。

 

まとめ

メガバンク三行の特徴やサービス内容を比較しました。

それぞれの特徴があり、知らないと損をする優遇制度などもありました。

特に、ネットバンキングサービスや特定のサービスを利用することで、振込手数料やATM手数料を安くしたり無料にしたりもできます。

それぞれのサービスを把握して、賢く利用しましょう。

 

 

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