株式投資を始めるにあたって、まずは書籍で勉強してから始めようと考えられている方も多いのではないでしょうか。
以前、株式投資を始める初心者の方向けの本を紹介させていただきました。
本日は、更に踏み込んで株式投資の理論と実践が学べる本を証券アナリストを保有している筆者視点でお伝えしていきたいと思います。
やはり投資の世界だけではなく、成功者に学ぶというのは成功への近道です。
今回は古今東西で実績を残した有名投資家の書籍を中心にランキング形式でお伝えしていきたいと思います。
Contents
第1位:ピーター・リンチの株で勝つ (実践&理論)
まず最初におすすめするのはピーター・リンチの『株で勝つ』です。
ピーター・リンチという名前自体初耳という方もいらっしゃると思います。
彼は伝説のファンドマネージャーとして米国では幅広く認識されています。
1977年当時0.2億ドルの規模しかなかった弱小「マゼラン・ファンド」を13年間で約100億ドルと世界最大規模のファンドに育てあげました。
『アマの知恵でプロを出し抜け』という副題の通り、個人投資家が10倍になる株(=テンバガー )を見つける方法について記載しています。
個人投資家であることを強みにしてプロが手をつけない小型銘柄で大化けする銘柄の探し方を定性面・定量面からわかりやすく解説してくれています。
個人投資家として大きな利益を個別株投資で挙げたいという方にとっては必読となります。
第2位:堀哲也『独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法』 (実践重視)
次は日本の伝説的な個人投資家である堀哲也氏の著書である『独学で60万円を7年で3億円にした実践投資法』です。
堀哲也氏は本のタイトルの通り株を独学で勉強されて60万円を7年間で3億円にされた方です。
先ほどのピーターリンチ氏よりも、実践に拘った解説書となっています。
堀哲也氏が得意としている銘柄は、割安で尚且つ今後大幅に上昇する可能性が高い小型株投資です。
本書が非常に参考なったのは、堀氏が実際に株を探し出す手法について、使うツールと共に紹介していることです。
同書を読めば明日からでお堀氏流の投資を実践することができるでしょう。
更に同氏は今まであまり表には出てこなかったのですが、私も受講している『グローバルファイナンシャルスクール』の講師に着任しました。
以下は現時点で堀氏がGFSの講義として提供してくださっている動画で合計234分つまり約4時間分となっています。
マインド面から実践的な手法まで幅広いテーマで講義してくださっており大変参考んなる内容ばかりになっています。
GFSは投資・資産運用だけでなくライフプランを含めた分野を総合的にカバーしているおすすめの『お金の学校』です。
以下で詳しく纏めていますので参考にしていただければと思います。
▶︎ [GFS]評判のGlobal Financial School(グローバルファイナンシャルスクール)の内容・講師陣・価格に切り込む。
第3位:ウォーレン・バフェット『バフェットからの手紙』 (理論・哲学重視)
世界的な投資の神様であるウォーレン・バフェット氏の著書である『バフェットからの手紙』です。
バフェット氏の運用履歴は1965年〜2018年のS&P500の平均年率は9.7%であるのに対して平均年率20.5%の驚異的な運用成績を上げています。
仮に1965年時点でバフェットが100万円を投資していた場合、2018年末時点では24,726倍の247億6200万円にまで増大しています。
同期間にS&P500指数に投資した場合、2018年末時点では150倍の1億5000万円であることを考えると大きな差ですね。
バフェットはNo.1投資家なので数多くの本を執筆してそうですが、実はバフェット自身が記載した本というのは存在しません。
しかし、バフェットは株主に向けて毎年『バフェットからの手紙』を記載して発表しています。
1977年からの『バフェットからの手紙』を纏めたものが同書です。
因みに最新の2018年版の『Shareholders Letter』については英語で纏められていますが、当然英語長文で難解な内容も含まれています。
実際は長年の彼の友人であるキャロル・ルーミスが編集をしていますが、最終的にはバフェット自身が確認しています。
『バフェットからの手紙』は株式投資だけでなく、会計、経営、事業センスといった幅広い分野で思慮に富んだ書籍となっています。
第4位:メアリー・バフェット 『バフェットの銘柄選択術』 (理論&実践)
次はバフェットの息子の元嫁の『メアリー・バフェット』の著書である『バフェットの銘柄選択術』です。
バフェット自身が執筆した書籍ではありませんが、バフェットと共に10年間以上働いた息子の元嫁が執筆しました。
バフェットを間近で見てきた人によるバフェットの銘柄法について記載されています。
投資の神様であるバフェットが銘柄を選択する際の基準について、定性的な面は勿論としてファンダメンタル面からの基準も示しています。
ケーススタディもついているので、理解を深めることができる一冊となっています。
バフェットについてはおすすめの書籍を他にも纏めていますので参考にしてみてください!
▶︎ 投資の神様ウォーレン・バフェットのことを知るために読みたい本7選!
第5位:藤野英人 『投資バカの思考法』 (理論&実践)
第5位は藤野英人氏の書いた『投資バカの思考法』です。
藤野英人氏は圧倒的なパフォーマンスを出していると評判の『ひふみ投信』の創業者でありファンドマネージャーです。
元々は中小企業投資を得意とした藤野氏から成長する企業と経営者の見分方について伝えています。
定量的な面だけでなく、例えばHPに役員の写真があるか等、面白い側面も紹介してくれています。
また普段から投資力を磨くための習慣にも触れており斬新な株式投資本となっています。
第6位:ベンジャミングレアム 『賢明なる投資家』 (難易度:高)
次はバフェットの師であるベンジャミン・グレアム氏によって記載された『賢明なる投資家』です。
ベンジャミン・グレアムは『ウォール・ストリートの最長老』や『バリュー株投資の父』と呼ばれており株式投資の礎を築いた偉人です。
先ほど紹介したウォーレンバフェットも元々は大学でグレアムから投資について教わっていました。
彼は将来の利益は不確定要素が強いので、現在のバランスシートから株価が圧倒的に割安と判断できる銘柄に投資するバリュー株投資を提唱しました。
彼が提唱する投資対象銘柄についても具体的な基準で示してくれています。
初版は1937年と80年以上前の本であるにも関わらず、今もファンドマネージャー達に愛読されている至極の一冊となっています。
しかし、内容が非常に難しいので初心者の方は投資を嫌いにならないために控えた法がよいでしょう。
書籍で勉強するだけが株式投資を勉強する手段ではない
本日は株式投資を行う上で参考となる伝説の投資家達の書籍を中心にランキング形式でお伝えしてきました。
どの本も投資で成功するためのエッセンスが詰め込まれた良書となっています。
しかし、書籍で読んでも自分の投資に落とし込むことができない方も数多く存在しています。
せっかく株式投資を志しても上手くいかず諦めてしまう方も多く存在します。
しかし、株式投資は資本主義が始まって以来最も大きく資産を増やす投資であり続けています。
株式投資を挫けることなく続け、成功に導くために網羅的に学びたいという方におすすめなのが『お金の学校』です。
筆者も実際に受講している『グローバルファインアシャルスクール(=GFS)』では本日お伝えした堀哲也氏をはじめ現役の投資家も講師に入っています。
わかりやすく実践的な投資を行いたい方にとって非常におすすめですので参考にしてみてください。
以上、【2020年】株式投資に関するおすすめの本をランキング形式で紹介!!理論と実践投資法を有名投資家から学ぼう。...の話題でした。