スイングトレードのメリット・デメリットとは?デイトレーディングとポジショントレードと比較。
スイングトレードのメリット・デメリットとは?デイトレーディングとポジショントレードと比較。

投資初心者の方にとって株式投資などで利益を得たいなら、どうしてもすぐに利益を出したいという方は多いです。

資産運用なら中長期で、ファンダメンタルズ分析などをする必要がありますが、初心者にはなかなかハードルが高いイメージもあります。

 

そこで、今回は初心者の方にわかりやすく短期投資の手法の一つであるスイングトレードについて解説していきます。

短期的に元手を集め、それを長期投資に回すという仕組みを作るには最適なので、是非参考にしてみてください。

 

スイングトレードの概要

短期トレードに分類されるスイングトレードは、2,3日の短期間から数週間の単位で株式を売買していく手法です。

現物取引でのトレード自体も可能ですが、どちらかと言えば信用取引に向いているトレード手法です。

 

理由としては、現物の売買であれば、先に株式を購入しないと売ることができないため、持っている銘柄を安い時に買い、高い時に売るというパターンのみです。

しかし、信用取引であれば、安く買い高く売る意外にも、高い時に売り、それを安い時に買うという逆のパターンでも利益を出すことが可能です。

 

常に上がり下がりしている株価チャートでのトレードにおいて、常にチャンスを伺っておく必要があるので、信用取引にすれば少なくとも現物取引よりも売買するチャンスが2倍になります。

これとよく似た手法に「デイトレード」がありますが、違いは期間の違いで、デイトレードは名前の通り、1日単位で売買を繰り返す方法です。

 

際立って違う点はないので、チャートの分析手法や個人の日常の生活スタイルにあった方法で好みが分かれる程度ですので、名称自体はあまり気にする必要はありません。

 

スイングトレードで必要な知識・ポイント

スイングトレードの概要を把握したところで、実践するにあたりスイングトレードに必要なポイントや知識を解説していきます。

 

トレンドライン

短期トレードにおいてチャート分析の中でも初歩的な知識となります。

株価チャートの高値同士に線を引き、同様に安値同士に線を引きます。

 

この2本の線の間を基本的には行き来するように動くと考えられているため、その線に到達すれば逆の働き(高値であれば売り、安値であれば買いのポジションをつける)に動くと利益を得やすいです。

また、この日本の曲線が共に右肩上がり、右肩下がりのように全体的な上昇相場や下降相場の時はトレードしやすい状態にあるので、大局的に見ることも大切です。

 

トレードにふさわしい銘柄を選ぶ

銘柄選びは長期投資のイメージが強い方も多いかと思いますが、短期トレードでも銘柄選びは必要です。

とは言え、銘柄選びとは言え、堅苦しい決算書などを読む必要はありません。

 

実際に先ほどのトレンドラインを始め自分の勝ちパターンを持っているチャートになっている企業を選ぶということです。

初心者の方は、まだ自分のパターンを掴めていないという方も多いと思いますので、まずはトレンドラインなどから始めてみましょう。

 

本格的にチャート分析をする場合は様々な指標を使う必要があったりしますが、とりあえず自分のみやすい銘柄を3~5銘柄をピックアップするとスムーズに進めることができます。

 

移動平均線

一定期間の株価の平均値のプロットを線で引いたもので、チャート分析においてトレンドラインと同様に欠かせない知識となります。

一定期間として使われている日数は7日や20日での平均線を使うトレーダーが多いです。

 

移動平均線は使い方の多様性が大きく、複数の移動平均線を使う方もいるので、初心者の方は慣れるまでは7日や20日の移動平均線を使うことをおすすめします。

 

証券会社のツールは慎重に選ぶ

証券会社によって提供されているツールを使うという方も多いですが、実際にツールによって特徴が様々なので、実際に使ってみて合うかどうかを確認する必要があります。

基本的なツールや指標はどれもあまり相違はないですが、スクリーニングツールであったり、そもそもの操作性などは非常に特徴が出るポイントです。

 

今持っているからと言って妥協して使うと思ったような動作環境を構築できないので、初心者の方ほど様々なツールを使ってみましょう。

 

スイングトレードのメリット

スイングトレードについての概要を理解したところで、スイングトレードのメリットを見ていきましょう。

 

本業のある方でも実はできる

短期トレードのイメージとしてずっとチャートに張り付いていると思っている方も多いですが、スイングトレードは2,3日の期間でのトレードのため、一日中チャートに張り付く必要がありません。

そのため、本業を持つサラリーマンの方などでも始めやすいのがメリットです。

 

少額から始めて元手を作りやすい

長期投資の場合はどうしても大きな元手によって大きなリターンを得ることを目的としているので、小額での長期投資の場合見込める利益も小さくなります。

分散投資などをする場合はさらに大きな元手が必要になるため、トレードに使えるお金が少額の場合はあまり長期投資は向いていません。

 

スイングトレードなどの短期トレードの場合は少額からでも利益を短期間で得ることができるため、それらを繰り返し行うことで大きなリターンにできることが特徴です。

短期トレードである程度元手が集まった時点で長期投資に回すと非常に効率的に資産形成ができるため、初心者の方で元手がないという方にはメリットの大きいトレード手法です。

 

スイングトレードのデメリット

では、スイングトレードのデメリットについて解説していきます。

 

日を跨いでしまう

先ほどデイトレードよりも期間が空いているので、本業がある方でも始めやすいというメリットについて解説してきましたが、反対にこの日を跨ぐことはデメリットになってしまう場合もあります。

どのようなリスクがあるのかというと、日本の夜の間にアメリカやヨーロッパの株式市場は活発になるため、経済事情に影響され翌日のチャートに反映されます。

 

特に暴落時期は、当日は利益で終わっても翌日に大きな損失から始まり損切りをせざるを得ない場合もあります。

最悪の場合は企業の倒産というパターンもあります。

 

これは長期投資の方にも当てはまるリスクですが、スイングトレードをしている方も十分に注意しておく必要があります。

 

損切りする機会を失う

短期トレードを始めた初心者の方をはじめ、トレードで勝てない方に共通しています。

スイングトレードの場合少し期間があるため、多少損失が出たときに次の日は相場が上昇すると思い込み、ずるずるとポジショニングしたまま、結局回復することなく大きな損失を生み出してしまいがちです。

 

デイトレードの場合は1日で完結するためこのような持ち越しがないため、スイングトレードのデメリットとも言えます。

 

まとめ

今回は初心者の方のためにスイングトレードの概要やそのメリットデメリットについて解説してきました。

日中にチャートに張り付く必要がなかったりするため、人気の高い手法です。

 

最近は高性能のツールや自動ツール、専門家の独自指標などがたくさんありますが、最初はやはりトライアンドエラーを重ね自分にあった投資スタイルに合わせていくことが大切であることを忘れないようにしましょう。

実際に今回の移動平均線やその他の基礎的な知識だけでも十分に利益を出すことは可能ですので、ぜひ挑戦してみましょう。

 

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